本屋は何故凄いのかという話

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 本屋は街に一つはある。ふらぁと入り、買おうとしていた本があろうとなかろうと、一冊は手にとる、そして出る。そこで、そのまま次の目的地に行かずにその本屋を振り返ってみてほしい。じっと本屋の方を見る。周りがどんな変な目で君を見ようと、そんなの御構い無しに、ひたすら本屋を眺めてみてほしい。君はこういうことに気付くだろう。『本屋は凄い』。

  何故か。なぜなら、本屋というのはたくさんの本を集めた場所だからだ。何当たり前のことを言っているんだ、と思うだろう。けれど「本」が、そこに存在するということは、その本を書いた誰かがいることだ。本は空から降ってくる訳ではない。とすれば、本屋には大勢の人々のアイディアや意見、思想などが詰まっている場所だということだ。言い換えれば、本屋を訪れる。その行為だけで五万もの人と「本」という媒体を通し、触れ合うことが可能であるということなのだ。だから本屋は凄い。当たり前のことなのだけれど、これに気付くのと気づかないのとでは大きな違いが生まれる。紙の束を"読む"のか、それとも誰かのアイディアを"聞く"のか。今度本屋に行く時には、誰かに会うような気持ちで訪れてみてはどうだろうか。

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