本棚と本棚の間を歩く時。

本屋。図書室。図書館。これらの場所には、もちろん本棚がある。本を選ぶ時に本棚と本棚を歩く。その瞬間が僕は好きだ。自分の両脇に本が上から下まである時。その間を歩く時。本と本の隙間から、向こうの列の本も見える。たったそれだけ。それだけで落ち着く。

 図書館、図書室、本屋。どこでもいい。縦一列に並ぶ本。棚いっぱいに並んでいる。最近は蔦屋書店とか、本を置くだけではなく、カフェなどもある「複合型書店」みたいなのが増えてきたけれど、本棚はある。

電子書籍では決して味わうことはできない。本棚から一冊の本を取り出す時。何冊も並んでいる中から、自分が何かしらのを思ってその本を選んだのだろう。 もしかしたら、ただただ手に取りたくなったのかもしれない。

それと本棚は隣に人がいる時がある。特に本屋だと。その時に僕はその人に、同志のような感情を抱いてしまう。同じような本を読んでいるのだな、とか。気が合うのかもしれない、なんて思ったり。まあ、大抵その人に話しかけることはしないのだけれど。

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大型書店などに行くと、自分の探している本が見つからない時がある。その時は書店員さんに聞く。そしてその本がある場所へと、僕を連れて行ってくれる。その書店員さんは、僕にとっての「白ウサギ」だ。『不思議の国のアリス』に出てくる白ウサギ。どこか知らないところへと案内してくれる。

 だから僕は本屋が好きだ。図書室が好きだ。本が好きだ。

 

下の記事はだいぶ前に書いたものだ。図書室での思い出を書いている。

moon-fim2001.hatenablog.com

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