#16:"The Notebook" /『きみに読む物語』レビュー

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【1:作品情報】

原題:"The Notebook"

邦題:きみに読む物語

公開:2004年

監督:ニック・カサヴェテス

出演:ライアン・ゴズリングレイチェル・マクアダムス 他

 

【2:ストーリー】

老人は老婦人にある物語を読み聞かせていた。物語はとある恋の話。ノアという青年はアリーという少女に恋をする。二人は次第に惹き合っていく。一夏の恋。しかし彼らを時代と身分の違いが引き裂いた。数年後彼らは別々の人生を送っていたが、ある事がきっかけで、再び出逢う。彼らはどうなるのか。そして老人はなぜ彼女にこの「物語」を読み聞かせているのか。ライアン・ゴズリングレイチェル・マクアダムス主演、感動のラブストーリー。

 

【3:レビュー】

ラ・ラ・ランド』でライアン・ゴズリングが気になってしまい、他の出演作も観よう、という事で鑑賞した今作。ラブストーリーを観たのは何年ぶりだろう。しばらくアクションとかしか観ていなかったから、凄く新鮮だった。

トーリーは王道といえば王道。一夏の恋があり、時代に引き裂かれ、何年後かに再び出逢う。だからとても観やすい。余計な物語上のツイストもない。最初の老人がノアで、老婦人がアリーだ。ということは最初の10分くらいで分かってしまうのだけれど、それでも十分に楽しめる。

舞台がアメリカ南部であることも、きちんと作中に反映されている。ライアン・ゴズリング演じるノアは貧しい家庭なのに対し、レイチェル・マクアダムス演じるアリーは裕福な家庭。なので、アリーの家庭にはアフリカンアメリカンの召使いが大勢いる。そこもきちんと描かれていて、良かったと感じた。

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ファッションも注目すべきところだ。労働階級の違いから成る、服装の違い。時代によって変わっていく服装。特にアリーの服装に、よく違いが反映されているので、鑑賞の際はそこに注目してみるのもいいかもしれない。

「キラキラした恋愛」を描くだけでなく、歳をとった後の愛もよく描かれている。アリーが認知症になっているために、ノアは自分たちのことを話しているのだが、次第にアリーはその記憶を取り戻していく。終盤より少し前で、アリーは記憶を取り戻すのだが、認知症のため、すぐにその記憶を忘れてしまう。ノアの目の前でアリーは彼を知らない人だ。と喚く。その光景をただただひたすら見ているしかないノア。そこの場面は一番心に響いた。時間の経過と愛。次第に記憶は薄れていくかもしれないけれど、どこかに昔の記憶は眠っているはずだと信じるノア

悲劇的だと捉えれば、そうなるのかもしれないが「愛」というものを切実に描いた印象深い作品だった。

 

【4:最後に】

今作は、いつ観るかによって印象が少しばかり違ってくるのかな、と思った。歳を取り、大切に思う人ができた時に再び鑑賞すると、もしかしたら泣いてしまうのかもしれない。年齢問わずお勧めできるラブストーリーだ。

きみに読む物語』の評価は、

10点満点中 7点

是非鑑賞してみては。

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