『音楽徘徊(オンガクハイカイ)』

選択されるがままに音楽を流すことを「音楽徘徊(オンガクハイカイ)」と、呼んでいる。最初の曲は何の曲でもいい。クラシックでもいいし、ジャズでもいい。その時の気分に合わせて好きに選ぶ。そして曲を選択したら、そのまま放置する。広告の邪魔が入らない限り。

 先日Youtubeで『上を向いて歩こう』をなぜか聴いた。特に理由はなかった。なんとなく聴きたかっただけだ。「上を向いて歩こう 涙がこぼれ落ちないように」なんて素晴らしい歌詞なのだろう。チャップリンも同じようなことを言っていた。

"You'll never find rainbow if you're looking down"

『下を向いてばかりだと、虹を見つけることは決して出来ないよ』

 上を向いてれば、いずれ何かが訪れる。一生を変えるような一大チャンスかもしれない。ほんの少しの幸せかもしれない。『上を向いて歩こう』は、そう思うことができる曲だ。その次に流れてきたのは、なにやらフランス語のような曲。「オー、シャンゼリゼ」。聴いたことはあるが、その名前は知らない。

" Les champs Elysées"という曲名らしい。フランス語は残念ながら勉強していないので、なにを言っているかは分からない。けれど「なんかいいことを言っている」のは分かる。さらに聴いていて心地いい。いつの間にか口ずさんでいた。これぞ『音楽徘徊』の素晴らしいところだ。懐かしい曲や、知らないのに心地い曲などが自然と流れてくる。そのアーティストに関連したもの、同年代の曲など。最初にどの曲を選ぶかによって変わるが、これは「あるメディア」に似ていると思う。ラジオだ。

ラジオを聴いていると、心地いい曲がたまに流れてくる。その場合僕はSiriを使い、曲名を検索してリストアップする。これとすごく似ていると思う。『音楽徘徊』は音楽という名の川に身を任せるようなものだ。自分で曲名をクリックしないで、流れるままにする。どうだろうか、『音楽徘徊(オンガクハイカイ)』。

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