疲れには癒しを、癒しには銭湯を。

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 銭湯。

他人と裸で共に湯に入ることの抵抗からか時代から影が薄くなっていった、銭湯。以前から変わらず常連客だけは、いつも通り、変わらず銭湯に通っていた。

雑誌などで「再発見!レトロな銭湯」「オシャレな銭湯、TOP10」のように銭湯が特集され、若者が銭湯というものに興味を持ち始めた。最近またそのムードが薄くなってきたのかなと思う。すぐまた別の何かが特集されたのだろう。

僕の銭湯(と言えるのか分からないが)との出会いは、銭湯のようで銭湯ではない「スーパー銭湯」。よく行くホームセンターの近くにあったスーパー銭湯によく小さい頃によく通っていた。入浴後にほぼ毎回食べた焼きおにぎりが美味しかったのを覚えている。

本当の銭湯との出会いは数年後。 中学3年生の時だ。かもめブックスという書店を訪れに東京都新宿区に位置する、神楽坂に行った時。初めて来た神楽坂の路地を探索しているうちに道に迷ってしまった。そこで見つけたのが「熱海湯」という銭湯。

 

【熱海湯】

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      http://blog.livedoor.jp/heybulldog0309/archives/7344808.html

入り組んだ路地にある銭湯「熱海湯」。外観は瓦屋根の大変趣のある建築となっている。すぐ横にはコインランドリー。神楽坂で一人暮らしができるなら、前日の服をコインランドリーで洗いながら、その間に一風呂浴びるというのもなかなか良さそうだなあと想像してしまう。熱海湯と書かれた暖簾をくぐると、年季がだいぶ入ったように見える木製の下足箱がある。好きなとこに靴を入れ、その箱の鍵となる差し込み式の木製の札(下足札というらしい)を取る。その下足箱から向かって右が男湯、左が女湯となっている。性別の関係上、男湯の紹介をしていく。

引き戸を開けると(この引き戸も趣があって最高なのだ)、左に番台のおばちゃんが座っている。おばちゃんに料金を払うと、タオルを貸し出ししてくれる。ロッカーに衣服を入れる。このロッカーのある所、というか熱海湯全体の天井がとても高いのだ。とても開放感がある。男女の間仕切りの上に昔ながらのテレビがある。このテレビで相撲や競馬が流れている。たまたまだろうか。いや、テレビのリモコンの主導権が番台のおばちゃんにあるからだ。以前訪れた時に、おばちゃんが常連さんと話をしていたのだが、競馬のレースが始まると、20くらいだった音量を一気に45くらいまで上げていて、着替えながら笑ってしまった。するとおばちゃんは、どこからか新聞と鉛筆を出し、眼鏡をかけ、真剣モードになっていた。なんとお茶目な番台のおばちゃんだろう。この番台のおばちゃんも熱海湯に欠かせない魅力の一つだろう。

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肝心の浴槽だが、熱い熱い。思わず体が硬直してしまうくらいの熱さ。けどこれがいいのだ。浴槽は2種類あり、ぬるめ(普通だったか、どちらか)と熱めがあるのだが、ぬるめに時点ですでに熱めなのだ。慣れてくると、その熱さが心地よくなり熱めの方の浴槽に入ってみようかなという気持ちになる。いざ入る。そしてすぐ出てしまう。自分はまだ熱さにぐっと堪えられる大人ではないのだなと実感した瞬間であった。

浴室を出ると、何か水分を補給する。僕のオススメは瓶のコーヒー牛乳だが、最近もう一つお気に入りが増えたのだ。

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紙パックの(紙パックでなければダメなのだ。僕の変なこだわりのせいで。)明治のアクアブルガリアである。すっきりと飲むことができ、入浴後には最高のお供だと思う。水分を補給しながら、ゆっくりと庭に泳ぐ鯉でも見たり、相撲中継を見たりと入浴後の時間の流れ方は、なんとも言えぬ心地よさで、是非体感してほしい。

着替え終わり、熱海湯を後にすると、信じられないくらいに体が軽くなるのだ。特にふくらはぎあたりがとても軽くなる。

 

【疲れには癒しを、癒しには銭湯を】

神楽坂にある「熱海湯」、湯加減や雰囲気が心地いい銭湯だ。他の銭湯にも今後訪れてみたいと思う。

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熱海湯 : 新宿区 東京銭湯マップ

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