図書室

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図書室という空間は素敵だと思う。

授業が一通り終了し放課後、図書室へ。カウンターで司書さんが本を読んでいる。軽く挨拶をする。席に荷物を置き、等しい間隔で並ぶ本棚の間を散策。森の中にいるかのようだ。自分より高い棚には、天井までびっしりと本が並んでいる。特に読む本は、決めていないが題名を見て、適当に本を手に取る。そして席に戻り、選んだ本を読み始める。

 

【司書さんの話】

図書室に先生は、滅多なことがない限り来ない。他の生徒もあまり図書室にはいない。時間さえあえば、貸切だ。そうなると司書さんとも話ができる。司書さんには、高齢の方が多いと思う。だから自分が体験してもいないような話をしてくれる。僕が最も印象に残っている話は、靖国神社についての話をしていた時だ。

僕の家族は、祖父や親戚と毎年夏に靖国神社に参拝 するというのが恒例となっている。その話をした時に、司書さんは自分の体験を語ってくれた。当時小学生であった、司書さんは、自身の兄を戦争で亡くしたらしい。その兄が靖国神社に供養されているらしく、韓国人や中国人に「日本人がまた参拝した」などと、とやかく言われたくないらしく、(自分の家族が供養されていたら尚更だ)「戦犯とされている人たちを崇めるなんて人はいないんだ。」と瞳に涙を潤ませながら語ってくれた。

戦争を実際に体験した方が学校にいるということは、貴重なことだ。しかし、このことを学校の先生方は知っているだろうか。知らないと思う。第一、図書室に入ったことがない先生も多いだろう。このことは、司書さんと話さなければ分からないことだった。

 

 図書室に行かなければ分からないことは、以前に読んだことがない本の内容がわかり、新しい知識を学べる。好きな物語を見つけた。というだけではない。本の貸し出しや返却をしてくれている司書さんと話すことで、得られるものはたくさんある。

機会があって、図書館・図書室に出向く際には、司書さんと少し話してみてはいかがだろうか。得られるものは本からだけではないと思う。

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