Essay

インドネシア! ①羽田さまよい人編

羽田空港。朝9時くらい。チェックインの3時間前くらいに着く。時間に余裕はあったはずだった。ガルーダ・インドネシア航空のカウンターへと向かう。カウンターは一番端にあって少し歩かなければいけない。スーツケースを滑らせながら歩く。周りは日本から何…

テトリスと赤煉瓦の都市

インドネシア、ジョグ・ジャカルタ上空。飛行機の窓から下方を眺めると、赤煉瓦の屋根が広がっていた。澄んだ青空と煉瓦のコントラストが美しい。何だか、フィレンツェに見えないこともない。赤煉瓦の秩序を乱す屋根はたまに現れる。トタン屋根だ。煉瓦、煉…

乗客、人、あるいはお客さん

地下鉄に乗っていた。いつも通りにドアの横の手すりに寄りかかる。この「ドアの横の手すり」というのは、電車内でもまあまあ人気のスポットだと思う。一番の人気スポットは勿論、座席。結構前、僕の隣の席が空いた瞬間に 左側から紙袋を3個くらい持った50、6…

インドネシアにいったい何があるというんですか?

「何でインドネシアなの?」そう聞かれた。村上春樹の紀行文『ラオスにいったい何があるというんですか?』はきちんと読んでいないし、持ってもいない。けれど発売された当時にあらゆる書店が目立つようにポップやら何やらを駆使して売り出していたのを覚え…

古本屋での逆襲

古本屋とか古着屋はタイミングが命だ。いかに早くお気に入りの物を見つけて、いかに早くレジに持っていくか。 夏が地球の反対側から少し早く日本につき過ぎたみたいな暖かさのなか、僕は馴染みの古本屋(正確には中古ゲーム屋なのだけれど、本がとても安く売…