『四畳半神話大系』レビュー

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四畳半神話大系

(2010年/監督:湯浅政明)

 

世間を彷徨っているような若者が誰かの為に行動して、その誰かを救う物語は大抵面白い。『スター・ウォーズ』から『遠い空の向こうに』等々。この『四畳半神話大系』は世間を彷徨っている若者が、明石さんというヒロインの為に、自分を救う物語なのだ。自己完結型物語というような感じ。結局はそういう物語が面白い。なぜなら全ての人間に共通するエゴやら欲やら、生々しいものをハッキリと(今作ではコメディ調に)描くからだ。

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インドネシア! ①羽田さまよい人編

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羽田空港。朝9時くらい。チェックインの3時間前くらいに着く。時間に余裕はあったはずだった。ガルーダ・インドネシア航空のカウンターへと向かう。カウンターは一番端にあって少し歩かなければいけない。スーツケースを滑らせながら歩く。周りは日本から何処かへと向かう人で溢れている。この国から逃げ出したいのだろうか(賢明な選択だと思う)。ビジネス?それともこれからフライトでミッションを受け取るのだろうか。

僕は旅行のような研修のような目的でインドネシアへと旅立つ。詳細まで書くと僕が僕自身であることがわかってしまうため(分かったところで何の問題もないのだけれど)インドネシアでの出来事をいくつかピックアップして書いていこうと思う。

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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』レビュー

 

シアターの明かりが付き、観客が席を立ち始める。誰も何も言わない。後片付けをして、シアターを後にする。まだ誰も何も言わない。この映画は、そういう作品だった。

 

*このレビューでは『アベンジャーズインフィニティ・ウォー』の内容に触れています。未鑑賞の方には、ブラウザバックを推奨します。

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テトリスと赤煉瓦の都市

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インドネシア、ジョグ・ジャカルタ上空。飛行機の窓から下方を眺めると、赤煉瓦の屋根が広がっていた。澄んだ青空と煉瓦のコントラストが美しい。何だか、フィレンツェに見えないこともない。赤煉瓦の秩序を乱す屋根はたまに現れる。トタン屋根だ。煉瓦、煉瓦、煉瓦、トタン、煉瓦、トタン。というような感じで秩序が乱されていく。

日本、東京上空。空港を出て、1週間振りに東京の(といっても羽田周辺)風景を見た時、そのまま下に落ちたテトリスのブロックみたいだなと思った。トスン、トスン、トスン、四角いビルが沢山落ちている。テトリスは色彩で溢れている。けれど、東京というスペースで繰り広げられるテトリスは大抵モノクロームだ。グレー、グレー、グレー。偶に白とかこげ茶とか。無機質で、建物から気怠ささえ感じる。

 

飛行機の窓から見ることのできる屋根の色は、その国の気質が現れるのかもしれない。インドネシアの人々はフレンドリーで、会釈だけでなく合掌?もしてくれた。言葉が通じずとも笑顔で、ケ・セラ・セラ的な雰囲気があった。赤煉瓦の温厚な色。
東京に住む人々は、基本的にお互いに無関心あるいは無関心を”装っている”。好奇の目を他者に対して向けるが、それは決して迎い入れるとかそう言ったポジティブな感情からではなく、大体は自分の理解を逸脱した行為に対するネガティブな感情から起こる視線だ。ビル、ビル、ビル。スーツ、スーツ、スーツ。グレー、グレー、グレー。東京は歩くテトリスで埋め尽くされている都市なのかもしれない。

『シッダールタ』ヘルマン・ヘッセ:書評/感想

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『シッダールタ』
著:ヘルマン・ヘッセ
訳:高橋健二
新潮文庫

 

インドネシアのボロブドゥール遺跡を訪れることが決まっていた。何かしら予習してから行こうと思い立ち、神保町で、何か良い本が無いかなと探していた。するとヘッセの『シッダールタ』があった。ボロブドゥールにブッダの一生を描いたレリーフがあることは知っていた。ヘッセの他の著作は『デミアン』を読み終わり、『車輪の下』を読んでいる途中で、彼の書く物語の進み方や文体なども気に入っているので、読んでみようと思った。

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何度目かのブログ名変更【BLOG】

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4月になりました。

新宿御苑で桜でも見ようかと思いましたが、ものすごい行列でしたのでやめました。

何度目かのブログ名/アイコン変更を行います。最近(物凄く最近)「砂の上のシェパード」という名前に変更しましたが、また"ブログ名変更したい病"が発症してしまいました。パワーポイントでアイコンの作成をしていました。けれど、きっとまた変更したくなるのだなと思うとやる気も湧いてきませんでした。そこでいっその事、ブログにしてしまえばいいのだ、と思いつきました。

新ブログ名:BLOG

新アイコン:グレーイッシュな背景にBLOGという文字。

以上のようにしました。筆者のことはなんとでも呼んでください。「筆者」でもいいし、「BLOGを書いている人」でもいいし、「中の人」とでも。ともかく、このブログはBLOGになった、ということのお知らせです。

どうぞ、宜しくお願いします。

乗客、人、あるいはお客さん

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地下鉄に乗っていた。いつも通りにドアの横の手すりに寄りかかる。この「ドアの横の手すり」というのは、電車内でもまあまあ人気のスポットだと思う。一番の人気スポットは勿論、座席。結構前、僕の隣の席が空いた瞬間に

左側から紙袋を3個くらい持った50、60代くらいの女性が、右側から40、50くらいの男性が、座席めがけて走って来た。文字通りに「走って来た」のだ。そして僕の目の前で第二次ビッグバンが起こり、全ての惑星、銀河が無となった。普通ならここで
「あら、ごめんなさい。私としたことが」
「いえいえ、こちらこそすみません」
「どうぞ、お座りください」
「いいえ、あなたがお座りください」
みたいなシーンが展開されるはずなのだけれど、この2人は違った。何と睨み合ったのだ。一匹のネズミを巡って2匹の蛇が睨み合ってるみたいに。結果的には右側から来た蛇がネズミを勝ち取った。電車はこのように人の欲求みたいなものが顕著に現れる、ミステリアスな四角いアルミ製の人間運搬物だ。電車に乗る乗客は、自らが望む場所に行きたいから電車に乗るのであって、決して動くホテルに乗っているわけではない。

東京地下鉄株式会社は東京およびその付近で地下鉄を経営する鉄道事業者である。

wikipedia

 サービス業とは一言も書いていない。しかし乗客が乗客を「おもてなし」すれば話は別だ。
5人の子供を連れた3人の母親が、ある駅から乗って来た。子供は騒ぐものなので、別に騒々しくても構わないのだけれど、騒いだ時に母親の1人が「お客さんに迷惑だから、やめなさい」と。普通なら「人に迷惑だから」とか「乗客に迷惑だから」とか言いそうだけれど、彼女は「お客さん」と言ったのだ。街を歩いている分には只の通行者だが、その通行者が電車に乗ると見方によっては、お客さんになるようだ。
素晴らしき、おもてなしの国。おもてなし精神が一般国民にまで浸透しているようだ。

インドネシアにいったい何があるというんですか?

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「何でインドネシアなの?」そう聞かれた。村上春樹の紀行文『ラオスにいったい何があるというんですか?』はきちんと読んでいないし、持ってもいない。けれど発売された当時にあらゆる書店が目立つようにポップやら何やらを駆使して売り出していたのを覚えている。半身の仏像の前に寝そべる犬のこともよく覚えてる。ラオスについて書かれた章の最初に確かこのようなことが書かれていた気がする。『「ラオスに何をしに行くんですか」という文脈の中に「ラオスにいったい何があるというんですか?」というような質問があるような気がした』正確ではないがこんな雰囲気のことが書かれていた気がした。そして一昨日僕も友人に「何でインドネシアなの?」と聞かれて、笑みがこぼれてこぼれてカーペットに染みてしまうくらいに笑みがこぼれてしまった。確かに実際に言われてみると「インドネシアにいったい何があるというんですか?」というように聞こえるからだ。

 

3月22日から、1週間ほどインドネシアを訪れる。インドネシアに何をしに行くのかというと研修と旅行を兼ねたようなことをしに行く。細かくいうと僕が僕自身であることが割れてしまいようなので、あまり言わないことにするけれど、ジョグ・ジャカルタというところへ行く。もちろんボロブドゥール遺跡にも行く。インドネシアジャカルタは、その場所柄、海上交易の中心地として利用されてきた。オランダ領東インド国家の中心都市としてジャカルタバタヴィアは発展してきた。日系企業も多く進出しているらしい。フライト中に本をいくつか読んでいこうと思う。読了したインドネシアに関する本の中に面白い本があったので機会があったら記事を書こうと思う。現地では日記を書くので、それを紀行文のような形で記事にもできたらと思っている。

では Selamat tinggal!