"All of Me" at駅前

f:id:moon-sky-cielo-1902:20170914220412j:plain

 柏にとある用事があった。柏駅の改札を出た。すると、駅前のひらけているところに複数の叔父さん達がいた。叔父さんといっても、皆が手に何かの楽器を持っていた。バンジョー、トランペット、トロンボーン等々。最近ジャズの本を読んでいるものだから、何かジャズナンバーを弾くのかな。そう期待しながら、演奏が始まるのを待った。

 すると一人がバンジョーを弾き始めた。バンジョーは「ジョージョーン」といい感じの音色を響かせながらソロで弾き始めた。周りの叔父さんたちは、彼の演奏のタイミングを見ながら、引く準備をしていた。しばらくすると、他の楽器が一気に入ってきた。聞いたことがある、そう思った。頭の中の引き出しを開けながら、その曲の題名を探すと"All of Me"。そう曲名が出てきた。演奏に思わず、聞き入ってしまった。柏駅の前で、こんな素敵な演奏が聴けるなんて思ってもいなかった。驚きながらも、もう既に"All of me. Why not take all of me."と口ずさんでいる自分がいた。

#28:『関ヶ原』感想

f:id:moon-sky-cielo-1902:20170902235350j:plain

(C)2017 「関ヶ原」製作委員会

関ヶ原

(2017年/監督:原田眞人

続きを読む

"TELE〇POTION" 七尾旅人

f:id:moon-sky-cielo-1902:20170828131710j:plain

 明るくて、軽快で、ポップで。しんみり元気になれる曲。ドカァーンと、一気にブーストを上げたい時には、もっと激しくてロックな曲がいいけど、そんな時はあまりないから、"TELE〇POTION"をよく聴く。

続きを読む

カムチャツカの上を通る

Embed from Getty Images

 カナディアンエアラインに乗り、日本に帰っている途中のこと。今どこらへんにいるのだろうか、と思って、席の前のモニターをタップした。現在地を示す地図を表示させた。その時、飛行機はカムチャツカ上空を通っていた。「カムチャツカ」。その地名をどこかで聞いたことがある。思い返すと、谷川俊太郎の詩『朝のリレー』という作品に、その地名は登場していた。

続きを読む

#27:『紅の豚』感想

f:id:moon-sky-cielo-1902:20170826022103j:plain

紅の豚

(1992年/監督:宮崎駿

続きを読む

#26:『雲の向こう、約束の場所』感想

f:id:moon-sky-cielo-1902:20170825162055j:plain

雲の向こう、約束の場所

(2004年/監督:新海誠) 

続きを読む

【ジョーンズの日記】第3話

〈前回までのあらすじ〉

 とある場所で発見された1冊の本。表紙に埃はかぶり、紙は黄ばんでいる。裏表紙には、ジョーンズとだけ署名がされ、各ページにはモノクロの写真が挟まっていた。この日記と思われる本を所有しているらしい、ジョーンズという人物は、船でイギリスからジャングルを訪れたようだ。何処のジャングルかは、不明。彼は生き延びるために拠点を建設し始めた。写真を見ると、高床式の拠点を建てたらしい。祖国に、ヘンリーという友人がいるようだ。

 ジョーンズという人物は、何故このジャングルにいるのだろうか。彼の目的とは一体何なのか。そして彼は、今何処にいるのか。日記を読み進めていく度に、分からないことが増えていく。

【ジョーンズの日記】第1話 - 自然堂書房

【ジョーンズの日記】第2話 - 自然堂書房

 

 4日目を境にして、ジョーンズ氏は記録を残していない。ページの下に、小さく黒い線が7本引かれている。ページをめくると、12日目と書いてある。どうやら最後に記録した日から7日の時が経っているようだ。 

続きを読む

ブログについての、5つの悩み

f:id:moon-sky-cielo-1902:20170823024629p:plain

 ブログをしばらく書いていると、悩みの一つや二つは出てくる。なんやかんやで、このブログも開設してから、半年以上は経っている。肝心の悩みというのは、散々変えてきたブログのデザインやタイトルとかではなく、記事について。映画の感想記事、過去記事、『ジョーンズの日記』、書評、文体と語尾。この5つについての悩み。

続きを読む

何かが変わった

f:id:moon-sky-cielo-1902:20170822143940j:plain

  何かが変わった。1年間、日本から離れた場所にいた。帰国した。すると何かが変わったように思える。知り合いも以前とは違う。「何が」と聞かれると、それが何かは分からない。けれど、確かに何かが違う。自分が変わったから、周りが変わったように思えるのか。それとも、自分も周りも、どちらも変わったのか。時の流れは、怖くも美しい。

 写真は、南房総のとあるホテルにて撮影。

#25:"The Breakfast Club" /『ブレックファスト・クラブ』感想

f:id:moon-sky-cielo-1902:20170816014923j:plain

 『スパイダーマン:ホームカミング』がオマージュを受けた作品があるという。『ブレックファスト・クラブ』という作品。5人のティーンエイジャーが、それぞれに向き合う作品だ。鑑賞後、作品のテーマの深さに驚いた。ティーンエイジャーの映画だからといって、スルーしてはいけない。彼等はティーンエイジャーである前に、立派な一人の人間であることを忘れてはいけない。

続きを読む

世界報道写真展 2017

f:id:moon-sky-cielo-1902:20170809102758j:plain

 8月6日。最終日に東京都写真美術館にて開催された『世界報道写真展』を訪れた。「変えられた運命」というフレーズ。大げさだと思った。しかし、それは間違いだった。展示されている写真に映されているのは、何かによって人生・運命を変えられた人々だ。命を落とした人の姿、動物の姿。日本に暮らしている我々には考えられないような境遇にある人々。その瞬間が、一つ一つの写真に捉えられている。「変えられた運命」、これ以上に世界報道写真展にふさわしいフレーズはないだろうと思う。

続きを読む

マイクラ日誌 #9:スチームパンク飛行船?(1)

f:id:moon-sky-cielo-1902:20170807121837p:plain

 以前スチームパンク的な何かを作ろうと書いたきり(マイクラ日誌 #8:スチームパンク的な何か - 自然堂書房)、何も更新してなかったが、試しに一個作っていたのだ。作ろうとしたのは、飛行船。ガレオン船のような形をベースにエンジンを両側面につけることにした。形が出来上がったもの、「スチームパンクとは何だ」ということに行き着いてしまった。

続きを読む